高校までは勉強一筋。
自称進学校で、難関と呼ばれる大学を目指していました。外食や友達との遊びはほとんどなく、親からもらうお小遣いは使わずにひたすら貯まるばかりでした。
自分はコツコツ貯金するタイプだから、お金には困らないんだと思っていました。
それが晴れて大学に入学して状況が一変。
人生で初めてバイトをし、月10万円という収入を手にした私は、完全に舞い上がりました。
収入の全てを自分で好きに使える。旅行も行きたい、ブランド物を身に着けたい、後輩に奢れば慕ってもらえる(気がしていた)、、、
私の大学はお嬢様が多く、その中でメンツを保つことに必死でした。
更にクレジットカードを使うことを覚えた私は、完全に来月の自分に支払いを任せ、全能感に浸っていました。
そんな生活を4年間、続けてきました。
当然貯金はゼロ。学部最後の卒業旅行では、友人に借金をする、というメンツもくそもない状態でした。
私自身、このままでは何かがまずいと思いながら、何をしたら良いのかも分からず、行動を変えられませんでした。
なぜ友人は時給の低いバイトをして、すごい節約しているわけでもないのに100万円の貯金があるのか?
プライドが邪魔をして聞けませんでした。
院生になり、幸運にも研究が認められ奨学金をもらえるようになった時、父がある1冊の本を勧めてくれました。
それが、横山光昭さんの『いますぐはじめて一生役立つ お金の教科書』でした。
目からウロコでした。今まで散々英語も数学も勉強してきた私が、オカネについて勉強した初めての瞬間でした。
オカネを増やすのに必要なのは我慢ばかりではない、知識と仕組みさえあれば誰でも出来るのだと学びました。
この時から私のオカネに対する意識は大きく変わり、今では、貯蓄、投資、消費がうまくバランスするようになりました。
勿論、豪遊している訳ではありませんが、特に我慢もせずに好きなものを食べ、好きな場所へ行けています。自分の教養や美容など、+αのことにもお金を出す余裕が生まれました。
正直社会人になってから上手く回せればいいやと本を読むまでは思っていましたが、今では、もし本に出合わず学部の時のままだったらと思うとゾッとします。
勉強する時間がまだある学生のうちに出来なかったことが、忙しい社会人になって突然できるようになるわけがありませんから。
もし今、「オカネに興味があるけれど、何から始めたらいいか分からない」、という学生の方がいらっしゃったら、基礎知識が読みやすくまとまった良本です。ぜひ手に取ってほしいです。
勿論、社会人の方にもオススメです。父はアラフィフですが、確実に父の人生にも影響を及ぼした本です。
900円できっと人生が変わります。電子書籍版もあり、そちらはもっとお手軽です。
今回は、貯金ゼロの私が資産運用を始めたきっかけとなった本についてご紹介しました。
次回の更新もお楽しみに♪
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