この記事を読んでわかること 大切な相手がめっちゃ怒っている時に、どうしたら建設的なケンカができるか。
私は自分が感情的ではないと思っている人ほど、ケンカの上手い・下手の差が激しくなると思っています。
私は、20歳過ぎるまで後者でした。もうとんでもなくへたくそだったんです。
別に私は感情的になっていないのに、相手の怒りはどんどんヒートアップして、もうどうしたらいいの状態。
理不尽な怒りをぶつけられて怒りたいのこっちなんですけど???って本気で思っていました。
どうでもいい相手なら、論破して終わりでいいですが、親しい友人や仲間となるとそうもいきません。
どうにかしたい、でも何がいけないのかも分からない。そんな期間が長かったです。
そんな私も、少しずつ、建設的なケンカができるようになりました。
まだまだ修行中で、今では主に彼氏をイライラさせがちですが、私の人生のスパンで見たら、ちょこーーーっとはマシになりました。
マシになった理由は一つ。英語や数学のように、ケンカの仕方を勉強したからです。
結論から言うと、私が提唱する建設的なケンカ方法は、以下の3ステップです。
1.相手の感情を最後まで聞く。
2.相手の感情を事実として受け止め、その感情に対して謝罪する。
3.相手が今後そのような感情を抱かないために、自分側が出来ることを伝える。
このたった3ステップです。
ステップ1まではできている人、多いと思うんです。
相手の話は最後まで聞こうって、小さいころから訓練されて身についている人がほとんどだと思います。
問題はステップ2です。これが出来ていない人、私も含めてめちゃくちゃ多いです。
例えば、自分は浮気していないのに、彼女が「あなた浮気したでしょ!!」って泣いて責めてきたとします。
ここで、多くのケンカ下手の方は、彼女の訴えを最後まで聞いて(ステップ1)、こう言います。
「俺浮気してないよ。」
この時点で、非建設的なケンカの勃発決定です。ステップ2失敗です。
では何がいけなかったのでしょうか?
彼女は「彼氏に浮気された」と思い、怒り・悲しみ・悔しさといった感情を感じているわけです。
だから感情的に訴えてくるわけです。
「浮気を責め、認めさせること」が目的だったら、彼女は淡々と証拠を用意して、あなたに突きつけるはずです。警察のように。
でもそうじゃないんです。浮気そのものよりも、そこから生じる感情の方が彼女を支配しているわけです。
そこで、「浮気はしていない」という否定文だけ言われると、「だからお前が今、怒り・悲しみ・悔しさを感じているのはおかしい」と感情そのものを否定されたと思うのです。
感情は、本人がそう感じている限り、その原因(今回の例では浮気)が合っていようと間違っていようと、実際に感じている、「事実」なのです。
紛れもない事実を否定されたら、はぁ???ってなりますよね?
いわれのない浮気を疑われているあなたも、事実とは異なることを言われて、はぁ???ってなってるんですから。
そして重要なのは、その感情を抱かせた原因はあなたにある、ということです。
浮気していようがいまいが、何か彼女に勘違いされるようなことがあったはずなのです。
だからここでの適切な受け答えは、
「俺浮気してないよ。」
ではなく
「悲しい思いをさせてしまったんだね。そんな気持ちにさせてごめん。」
です。
2.相手の感情を事実として受け止め、その感情に対して謝罪する。
とはこういうことです。
ステップ2が無事に終わると、相手の気持ちは大分落ち着いてくるはずです。
そうしたら、彼女に事実(=浮気はしていない)を説明し、どうしたらこれから彼女に悲しい思いをさせずに済むかを自分なりに提案してみるのです。ステップ3です。
3.相手が今後そのような感情を抱かないために、自分側が出来ることを伝える。
ここは多少的外れな提案になったとしても、冷静さを既に取り戻している彼女と話し合えばいいのです。
100%譲る必要はありません。例えば、もう女友達と一切連絡を取らない、という極端な行動を無理に提案する必要はありません。
お互いに譲歩して、「それだったら出来そう」という落としどころを見つけるために、話し合いをすればよいのです。
どうでしたか?
建設的なケンカになっていると思いませんか?
私は長いこと、ケンカっていうのは、事実を淡々と並べて、応戦するものだと思っていました。
でも特に大切な人相手のケンカでは、感情が事実であることを忘れてはいけないのです。
1.相手の感情を最後まで聞く。
2.相手の感情を事実として受け止め、その感情に対して謝罪する。
3.相手が今後そのような感情を抱かないために、自分側が出来ることを伝える。
大切な人とのケンカに難を感じている人は、この3ステップをぜひ頭の片隅に置いておいてほしいです。
ケンカが怖くなくなり、きっともっと、仲良くなれると思います。
皆さんのケンカの知恵も、よろしければシェアしてくださいね♪
ではでは♪
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